【料金比較】個人で畑を借りる3つの方法【関東版】

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「無農薬の野菜を自分で育ててみたい」「子どもと一緒に土いじりを楽しみたい」
そんな想いから、「畑を借りてみたいな」と思う方が増えています。
とはいえ、いざ始めようと思っても、

  • どうやって畑を借りるの?
  • 費用ってどのくらい?
  • 初心者でも大丈夫?

こんな疑問が出てくるのは当然のこと。

今回は、関東エリアで畑を借りる3つの方法を紹介し、それぞれの特徴や料金を比較してみました。記事の後半では、関東で実際に利用できる農園の具体例も紹介しています。初心者でも安心してスタートできる情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください!

個人で畑をかりる3つの方法

個人で畑をかりる3つの方法

個人で畑を借りる3つの方法は、つぎのとおりです。

  • 市民農園を借りる
  • 民間の貸し農園を借りる
  • 農家の貸し農園を借りる

それぞれ順番に解説していきます。

市民農園の探し方、借り方、料金

市民農園の探し方,借り方,料金


市民農園は自治体が提供する農園で、地域住民向けに提供されています。
関東地区にも多くの市民農園があり、手軽に家庭菜園を始めたい方に人気です。

市民農園は抽選制が多く、応募期間が設定されています。
地元の役所や自治体のホームページで募集情報をチェックし、期限内に応募しましょう。

探し方

市民農園は自治体や公共団体が運営しているため、探す方法は比較的シンプルです。つぎのの手順で探せます。

自治体のホームページ

多くの自治体が市民農園の情報を掲載しています。自分が住んでいる市や区の公式ウェブサイトにアクセスし、「市民農園」や「体験農園」などのキーワードで検索します。

農政課に問い合わせ

もしウェブ上で情報が見つからない場合、自治体の農政課や農林課に電話やメールで問い合わせると、詳細な情報がもらえることが多いです。

借り方

市民農園を借りるには、自治体によって手続きが少し異なります。
多くの場合つぎの流れになります。

  • 申し込み 多くの市民農園では、毎年利用者の募集期間が決まっているので、その期間に申し込みを行います。募集は年度単位で行われることが多いです。
  • 抽選や先着順 応募者が多い場合、抽選で利用者を決めることがあります。先着順の自治体もあるので、募集開始時期をしっかり確認しましょう。
  • 契約と支払い 利用者に選ばれたら、契約書にサインをして、利用料金を支払います。

料金

市民農園の料金は非常にリーズナブルです。自治体によって異なりますが、年間で数千円から1万円程度が一般的です。例えば、立川市では年間8,000円で市民農園を利用することができます。公的機関が運営しているので利用料が抑えられています。

市民農園の具体例(関東地区)

例1: 東京都 立川市民農園

場所東京都立川市
面積1区画約10㎡
料金年間8,000円
特徴市では野菜等の農作物の栽培を通じて土に親しむとともに、生きがい、健康づくり、ふれあいの機会を提供することを目的に市民農園を平成21年3月1日に開園しました。

公式サイト

例2: 神奈川県 大和市民農園

場所神奈川県大和市
面積1区画20㎡
料金年間5,000円
特徴緑と土に親しみながら野菜や草花の栽培など自らの農業体験を通して、都市農業への関心と理解を深めていただくと共に、市民相互の「ふれあい」の場として市民農園を開設しています。

公式サイト

例3: 千葉県 佐倉市民農園

場所千葉県佐倉市
面積1区画30㎡
料金年間10,180円 
特徴佐倉市には、地産地消及び農業についての理解を深めるとともに、都市部と農村部との地域間交流の機会を創出し、地域の活性化を図るため、3か所の市民農園があります。

公式サイト

例4: 埼玉県 越谷市民農園

場所埼玉県越谷市
面積1区画30㎡または38㎡
料金年間5,000円または2,000円
特徴土に親しみ、農作物を栽培することにより農業に対する理解を深めていただくことを目的に、市が農地を借りて区画を市民に貸し出す「市民農園」を設けています。

公式サイト

民間の貸し農園の探し方,借り方,料金

民間の貸し農園の探し方、借り方、料金


民間の貸し農園は、初心者にも親切なサポートがあるのが特徴です。関東にも多くの民間農園があり、無農薬野菜作りに挑戦したい人や、家族でレクリエーションとして楽しみたい方におすすめです。

農園のウェブサイトから申し込みができ、見学も随時受け付けています。農具や種苗のレンタルができる場所も多く、初心者でも手軽に始められるのが特徴です。

探し方


民間の貸し農園は、企業やNPOが運営しているため、インターネットを利用して簡単に探すことができます。つぎの方法で探してみましょう。

専門サイトを利用

例えば「シェア畑」など、民間の貸し農園を提供している企業やサービスのウェブサイトがあります。これらのサイトでは、地域ごとに農園を検索でき、空き状況も確認できます。

検索エンジンで検索

Googleなどの検索エンジンで「貸し農園」や「レンタル農園」「シェア畑」などのキーワードを使って検索すると、民間の農園情報が見つかります。

借り方


民間の貸し農園は、市民農園に比べて手続きがシンプルで、手続きもオンラインで完了できることが多いです。

  • オンライン予約 ウェブサイトやアプリを通じて、希望の農園を選び、空き状況を確認します。
  • 契約 利用したい農園が決まったら、オンラインで契約を行います。契約の際には、プラン(例えば、週末だけ利用するプランなど)を選べることもあります。
  • 初回の説明会に参加 契約後、農園の使い方や注意点を説明するための初回説明会に参加することが多いです。

料金


民間の貸し農園は、市民農園に比べてやや高額です。一般的な料金の目安はつぎのとおりです。

  • 月額制が一般的で、月額5,000円~10,000円程度の農園が多いです。月額料金には、農具の貸し出しや指導、種や肥料などの基本的な備品が含まれている場合が多いです。
  • 「シェア畑」のようなサービスでは、初期費用や入会金が必要な場合もあるので、詳細は各サービスの公式サイトで確認することをおすすめします。

民間の貸し農園の具体例(関東地区)

例1: 東京都 シェア畑 駒沢

場所東京都世田谷区
面積1区画6㎡ / 8㎡
料金月額13,400円 / 14,900円(年間160,800円 / 178,800円)
特徴駒沢公園の西側に位置し、新町保育園のお隣りにあるシェア畑駒沢。生垣に囲まれた静かな環境で、竹林と雑木林が広がり、夕日が美しく落ちていく風景が楽しめます。周囲に高い建物がなく、空が広く感じられ、心地よい風が吹き抜けます。

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例2: 神奈川県 マイファーム 川崎東生田農園

場所神奈川県川崎市
面積1区画12㎡
料金月額7,700円(年間92,400円)
特徴川崎市生田地区で人気の農園。線路沿いのロケーションで作業しながら電車が見れます。

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例3: 千葉県 シェア畑 八千代中央

場所千葉県八千代市
面積1区画3㎡ / 10㎡
料金月額6,400円 / 8,800円(年間76,800円 / 105,600円)
特徴東側と西側に戸建て住宅があるのみで、高層ビルは無く、静かで広々とした印象の農園です。南側は農地 北側は栗林で田園風景が楽しめます。

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例4: 埼玉県 マイファーム みずほ台農園

場所埼玉県富士見市
面積1区画15㎡
料金月額5,500円(年間66,000円)
特徴東武東上線「みずほ台」駅からの徒歩圏内。なんといっても駅から近いところがポイントのみずほ台農園。日々の軽い作業は電車で、収穫時は車で、など、作業内容に合わせて交通手段を変えることができます。

公式サイト

農家の貸し農園の探し方,借り方,料金

農家の貸し農園の探し方、借り方、料金


農家の貸し農園は、広い面積を借りられることが多く、本格的な野菜栽培や自然農法に挑戦したい方に向いています。関東にも、将来的に農業を本格的に学びたい方向けの農園があります。

見学をした上で農家と直接交渉し、契約を結びます。農家によっては、収穫物の一部を農家に提供する契約の場合もあるので、事前に確認しましょう。

探し方

農家の貸し農園は、個々の農家が直接運営している場合が多いため、少し探すのが難しいことがあります。しかし、つぎの方法を試してみてください。

地域の農協やNPOに問い合わせる

農協(JA)や地域のNPO法人は、農家の貸し農園の情報を持っていることが多いです。直接問い合わせてみると、地元の農家が運営する貸し農園を紹介してくれることがあります。

「農業体験」や「田舎暮らし」関連のウェブサイトをチェック


一部の農家は、農業体験の一環として農園を貸し出していることがあります。こうした情報は、田舎暮らしを支援するウェブサイトや農業体験ツアーのサイトで見つけられます。

借り方


農家の貸し農園を借りる手順は、農家ごとに異なりますが、一般的には以下のような流れになります。

  • 連絡・問い合わせ まずは、貸し出しを行っている農家に直接問い合わせます。空き状況や利用条件を確認しましょう。
  • 見学・契約 農園の見学が可能な場合もあります。実際に農家を訪問し、どのような農園か確認した上で契約を進めます。契約は、農家との個別契約になることが多いです。
  • 利用開始 契約が完了したら、すぐに利用を開始できます。農家によっては、収穫物の一部を提供する契約形態や、地域のイベントに参加する条件がつくこともあります。

料金

農家の貸し農園の料金は、農家によって異なります。一般的な料金の目安はつぎのとおりです。

  • 年間契約や月額制で、月額3,000円~8,000円程度が多いです。農家との関係性やサービス内容(農具の貸し出しや指導など)によって料金が変わります。
  • 収穫物の一部を農家に提供する形で、料金を割り引いてもらえる場合もあります。

農家の貸し農園の具体例(関東地区)

例1: 東京都 ポモナ農園

場所東京都小金井市
面積1区画6.5㎡ / 9.1㎡ / 13㎡
料金年間78,500円 / 98,800円 / 140,500円
特徴ポモナ貸し農園とは、手ぶらで気軽に野菜作り収穫が楽しめ、採れたて野菜を使ったバーベキューもできる貸し農園です。

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例2: 神奈川県 鎌倉山オーガニックファーム

場所神奈川県鎌倉市
面積1区画3.3㎡
料金年間12,000円
特徴鎌倉山オーガニックファーム】は、鎌倉山以外にも、東京都~神奈川県の各所に農園を管理または一部保有しております。いずれも、区画整備のされた市民農園のようなスタイルではありません。私たちが提供しているのは、自然の生態系が残る自然エネルギーに満ちた自然農園です。

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例3: 千葉県 タンポポ農園

場所千葉県千葉市
面積1区画約22.5㎡
料金月額2,200円(年間26,400円)
特徴タンポポ農園は、農薬を一切使わず、有機肥料のみで野菜を育てることにこだわった貸し農園です。1区画ごとにしっかり管理されており、初心者でも無理なく始められる環境が整っています。家族での週末体験や、健康志向の方の趣味としても人気があり、自然と触れ合いながら、安心・安全な野菜づくりを楽しめるのが魅力です。

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例4: 埼玉県 ファミリー農園 菜園倶楽部

場所埼玉県上尾市
面積お問合せ
料金年間25,000円
特徴農機具肥料野菜苗などの野菜つくりに必要な資材農園でご用意しています。ご家族そろってお越しください。年間を通して30品目程度の野菜つくりを目指します。好きな野菜を自由に栽培していただく区画も用意しています。農業体験でリフレッシュした後は新鮮野菜の収穫です。とれたてのおいしい野菜を食べてみませんか。

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まとめ

まとめ

畑をかりて家庭菜園を始める方法は、つぎの3つです。

  • 市民農園を利用する
  • 民間の貸し農園を利用する
  • 農家の貸し農園を利用する

それぞれおすすめの方

  • 市民農園は「手軽に始めたい方」におすすめです。
  • 民間の貸し農園は「初心者」向けのサポートが充実しています。
  • 農家の貸し農園は広い土地で「本格的な農業に挑戦したい方」に最適です。

費用や面積、サポート内容はそれぞれ異なります。
まずは見学やリサーチを行って、自分に合った農園を選びましょう。

自分に合った畑スタイルを見つけて、安心・安全な「はたけライフ」をスタートしましょう!